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思春期のお子さんがいらっしゃる方・・・(京都洛西にある  うめたに整骨院/うめたに施術院)

起立性調節障害について Orthostatic Dysregulation (OD)


起立性調節障害とは
自律神経失調症に分類される、思春期の子供多い症状のことです。

どのようなことがみられるかというと・・・

●朝起きれない
  朝に起きようと思っても身体を起こすことができない。
  目が覚めても身体が怠くて動かない。
  酷いケースになると無理やり起こしても覚醒しない。(睡眠障害)

●立ち眩み
 急に立ち上がると、目の前が真っ暗になったり、
 目の前がかすむ。風呂上りにも起こりやすい。 

●動悸
 胸がドキドキする。
 立ち上がりや階段の上がる時に起こりやすい。

●失神発作
 気を失って倒れてしまう。前兆がある時もある。

●頭痛
 起立性調節障害による頭痛、
 緊張性頭痛、
 偏頭痛が混在するため見分けにくい。
 起立性調節障害による頭痛は午前に多く、
 起床時に出現する。
 午後からは比較的楽になることが多い。

●全身倦怠感
 体が重くて怠い。
 朝に強く感じ、昼からは比較的楽に過ごせる。

●食欲不振
 午前中は食欲がなく気分が悪くて食べれない。

●夜寝付けない
 日内リズムが乱れているので夜に覚醒しやすく
 夜更かしをしたりして眠るのが遅くなる。

●イライラ・集中力の低下
 午前中は思考力が回らずイライラする。
 午後からは回復するが作業が遅れるのでイライラは続く。

これらの症状に該当し、一般的な検査で異常所見がみられない場合、病院ではODと診断される。

起立性調節障害1


発生するメカニズム

立ち上がると血液は重力に従い下に下降します。

そして下半身に血液が流れて行きます。

動脈・静脈の血管が血液の重力により拡張する。

血液が下半身に溜まりやすくなるので、心臓に帰る血液量が減ります。
(この時点で健常者では交感神経が働きノルアドレナリンの分泌が行われ血圧は維持されます)

ODの場合、交感神経が働きにくくなっておりノルアドレナリンが分泌されない、
血液循環量は減ったままのため、血圧は低下したままになります。

その一方で心臓は血圧を維持させるために働きが活発になるため頻脈が起こります。
これらの事から、脳に供給される血液量が減るため、
貧血や頭痛といった症状が起こりやすくなっているのです。
頻度は非常に多く、思春期児童全体の約5~10%に見られます。

起立性調節障害4   起立性調節障害3


特に中学生の頃に罹患し易いのは受験や友人関係、
頑張っても上手くいかないなどに対するストレスが大きく影響を与えているものと考えられます。

親や周囲の期待に応えないといけないと考えたり
タイトなスケジュールをこなさなければいけないなどにより、
身体が対応出来なくなりそういった症状を引き起こしているものと考えられます。

特に受験というのは「受験戦争」といわれるように思春期児童にかなりプレッシャーをかけています。

身体がそのストレスに対応するために多量の抗ストレスホルモンを分泌します。

当然、出し続けることにより量は不足していくため徐々にストレスに対応出来なくなっていきます。

現に子供の将来のためと思い、必死に勉強をさせること・スポーツで結果を出すために
負けじと必死で鍛錬にいそしむ・親の期待に応えるために必死になる・・・
といったことをされている家庭も多いのではないでしょうか?
こういったことが知らず知らずのうちにストレスとなり蓄積されていきます。

起立性調節障害2


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